今年はカメムシが大量発生しそうということで25府県が注意報を発したそうです。
記事の内容では主に農家さんへの対策呼びかけとなっていますが、実際に家に出てしまった場合はどうすれば良いのかわからないと言う方も多いでしょう。都心であれば見ることは少ないですが、少し外れて自然が少しでもあるところに住むと一度はお目にかかります。実際私も東京の郊外在住の頃ベランダに干していた靴下を取り込んで履いたところパキっと音がして脱いでみるとカメムシがいたことがあります・・・。 クサイし気持ち悪いしで最悪な気分でした。
そこで今回は実際にカメムシが部屋に出てしまった時の対処方法について解説していきます。
部屋に出てしまった時の対処方法
いくら対策していてもなぜか部屋に出現するのがカメムシです。
一説によると1mm隙間があると入り込めるらしいです。最新の住宅であれば気密検査などで窓を開放したりしない限り完全密閉という住宅もありますが、築年数が経っている家などはいくらでも侵入できてしまいます。そこでこれから実際部屋に出た時の対処法を解説していきます。
市販の殺虫剤
大体の人がこの方法で対策するでしょう。
メーカーごとに様々な商品を出しています。事前に部屋に入らないように窓に吊るすものや直接吹きかけるタイプの物まで様々です。
非難するわけではありませんが窓に吊るすタイプのものはあまり効果が無いように感じます。一時期カメムシの大量発生地域に住んでいましたがどう対策しても入ってきます。問題は入った後の対処ではいらないようにするだけ無駄でした・・・。
市販の殺虫剤は確実ですし効果的ですが欠点としてペットのいる家や小さな子供がいる家では仮に大丈夫と書いてあっても気が引けてしまうところもあるでしょうし何よりもコストがかかります。
ペットボトルトラップ
他のサイトでも紹介している方もいますがこのペットボトルトラップは本当に有効です。
大量発生地域にいる時も他人の家に行くと必ずこれがありました。中身は水以外で灯油かサラダ油です。比重の関係で沈んでいきます。また、ペットボトルトラップの利点はカメムシの捕獲しやすさです。壁や天井に張り付いたカメムシは危険を感じたり触れられたりするとポロっと下に落ちます。
そのため天井であればペットボトルの開口部で覆い隠せばいいですし、壁であればゆっくり下から掬い上げるようにいけば勝手に落ちてくれます。
欠点は捕獲して浮いているカメムシを見なければならないということです。1匹2匹ならまだしも大量に放置しておくと正直気持ち悪いです。
ガムテープ
これがもっとも簡単でオススメです。
ガムテープを十数センチ切ってカメムシを貼り付けます。ついたら包み込むようにしてゴミ箱に捨てるだけです。直接触らないので手に匂いもつきませんしテープで密閉すれば脱出することも匂いを出すこともできません。地方の旅館などでは各部屋にガムテープを置いていることもたまにあります。カメムシが出た際にはセルフサービスでどうぞとういはからいです。
ガムテープでなくても壁紙などが心配であれば養生テープでも構いません。
粘着面をしっかりつければ脱出はできませんしちょうどいいです。
カメムシのためにそんなものをいちいち用意できないという場合はコロコロの粘着シートを一枚千切ってもいけます。実際手元に何もなかった際に筆者もやりましたが大丈夫でした。
素手で捕獲!(上級編)
カメムシの匂いを出す部分は後ろ足から背中にかけてだそうです。そこで田舎の上級者ともなると張り出した肩のような2点を摘んで家の外に出したり、触覚の部分を摘んで窓の外に投げます。
かなりの上級テクで失敗すると手に臭いがつくのであまりお勧めしません。
それでも臭いが手についたら
いくら気をつけていても不意に触れてしまうということもあるでしょう。そのような場合はサラダ油やオリーブオイルといった油か食器用洗剤などを手に馴染ませてから石鹸で洗うと臭いが落ちやすくなります。
まとめ
できれば部屋の中で遭遇したくないカメムシですが出てしまった時はぜひ試してみてください。
特に5月6月の夏前と9月後半から10月といった涼しい時期は人にとっても快適ですがカメムシにとっても快適なようで大量発生しやすいです。部屋に入られない対策も大事ですが万が一入られた際の対策も講じておきましょう!
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