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運行管理者試験【貨物】勉強方法

転職・就活

前回記事で運行管理者試験【貨物】の概要については説明したので、ここからは実際の試験で問われる内容や対策・傾向について筆者が実際に行った勉強法や覚え方なども含めて解説していきます。

※運行管理者試験は法改正に敏感な試験です。また、出題傾向も頻繁に変わります。必ずHP等で最新の情報を確認してください※

公益財団法人 運行管理者試験センター

過去問重視?テキスト重視??

試験の解説に入る前にそもそもの勉強法について解説していきます。

資格試験は慣れたもので自分のやり方を確立できているという方は読み飛ばしていただいて結構な内容です。

まず、資格試験というと「過去問を徹底的にやる派」と「テキストを読み込んで内容完璧派」の二つに大体分かれます。そして大体どちらも玉砕します・・・。

まず「テキスト読み込んで内容完璧派」ですが、運行管理者試験は範囲が広いので完璧にしようとするとかなりの時間がかかってしまいます。また、内容だけ完璧にしても実際の試験ではなかなかクセのある問われ方をしたり言い回しを変えてきたりもします。より深く理解していれば多少の言い回しには対応できますがどうしても効率が悪くなってしまいます。

そして「過去問徹底的にやる派」ですがこちらも弱点があります。もちろん過去問から傾向を読み解いたりレベルを測るのも大事なのですが、運行管理者試験は法改正に敏感な試験のため内容をしっかりと理解していたり知識をアップデートしていないと答えられない問題が頻出します。都道府県によってはトラック協会主催で試験対策講習会などを開催したりしていますが、そこで配れる過去問も古くなるにつれ「法改正により一部改変」の文字が増えていきます。

オススメとしては「勉強を始める前に一度過去問をサッと解く(解けなくて当然。傾向や問題の雰囲気を掴む)→この問題何言ってんだ??というポイントを重点的に抑える→もう一回過去問を見る→理解した内容と問題の問い方のクセを知る」という作業を繰り返すという勉強法です。

いきなりテキストを読み始めるとゴールが見えないので途中で不安になったり路頭に迷います。逆に過去問だけだと少し法改正があったり問い方を捻った問題がくると理解が浅すぎて対応できなくなります。

こういったことも念頭において勉強していくとより確実に得点できるようななるでしょう。

試験の大枠

運行管理者試験は大きく「貨物自動車運送事業法」「道路運送車両法」「道路交通法」「労働基準法」「実務上の知識及び能力」の5カテゴリーからなります。

最低全カテゴリー1問以上の得点(「実務上の知識及び能力」からは2問以上)で総得点6割以上で合格です。全30問なので全体18点以上で合格となります。

ここからはカテゴリーごとの試験の傾向を解説していきます。

貨物自動車運送事業法

運行管理者としての職務や運送事業の区分が問われるカテゴリーです。

公開されていたりテキストなどから読み取れる過去問の出題傾向を表にまとめました。横軸で見てもらって色が同じものは同一問題数で複数回出題されているということになります。

令和2年令和3年令和4年令和5年
問1運送事業法の定義事業計画運送事業法の定義運送事業法の定義
問2輸送の安全確保運行管理者等の義務運行管理者等の義務運行管理者等の義務
問3運行管理と事業者の業務の違い運行管理と事業者の業務の違い運行管理と事業者の業務の違い運行管理と事業者の業務の違い
問4点呼関連点呼関連点呼関連点呼関連
問5事故報告事故報告事故報告事故報告
問6過労運転防止過労運転防止過労運転防止過労運転防止
問7運転者への指導運転者への指導運転者への指導運転者への指導
問8運行管理者と選任と要件記録事項と保存期間過積載の危険性運行指示書の作成等

過去問の都合上令和2年から令和5年までしか手元にはありませんが、この中でも令和2年の問2の輸送の安全確保は「PDCAサイクル」という形で近年の「運行管理の実務上の知識及び能力」に出題されているので注意が必要です。

覚える内容は幅広いですが出題傾向はある程度決まっているのでポイントをしっかり押さえていけば得点できます。

全て書いているとキリがないので確実に押さえておかなければならない項目を箇条書きでまとめます。

  • 法の目的
  • 貨物運送事業の区分
  • 許可と認可の違い(欠格期間など)
  • 輸送の安全確保(選任条件・勤務時間・休憩などの基本的な考え方)
  • 点呼と運行指示
  • 運行管理者の業務と事業者の責任の棲み分け
  • 事故報告(速報と報告の違い)

ザックリですがここは確実に出題されるだろうなというポイントです。もちろん掘り下げて細かく分類していくといくらでもありますが大まかにこれくらいは自分の言葉で説明できるようでなければ難しいというポイントです。

道路運送車両法

「運送業で使用する車はこういった条件を満たしていなければなりませんよ。」という車両の保安基準などに関する問題です。

令和2年令和3年令和4年令和5年
問9自動車の登録自動車の登録自動車の登録自動車の登録
問10検査・継続検査等検査・継続検査等検査・継続検査等検査・継続検査等
問11整備管理者等の選任要件(穴うめ整備管理者等の選任要件(穴うめ整備管理者等の選任要件(穴うめ整備管理者等の選任要件(穴うめ
問12車両の保安基準車両の保安基準車両の保安基準車両の保安基準

表を見ればわかりますが4年連続4問とも内容変わりなしです!筆者が受験した令和7年1回もそこまで大きな変化はありませんでした。

もちろん全く同じ問題が出るわけではなく、言い方を変え、やり方を変え同じ内容が問われるという意味です。

最初にテキストだけで勉強しているときは数字や似たような語句が頻発して苦手とする人も多い分野ですが、過去問を数年分見るとひっかけのパターンや数字の入れ替えのパターンが決まっていて法則さえわかってしまえば確実に取れる問題となります。また、実務の面でも車両の点検頻度など直結するところが大きいので勉強していて損はないですし普段から業務をしている人であれば半分くらいは事前知識で知っている人も多い分野ではないでしょうか。

数字の入れ替えなどが多いので比較的素直な問題も多くしっかりと得点していきたい項目です。

  • 法の目的
  • 自動車の登録(新規登録・変更登録・移転登録等の規定。主に何日以内にやるべきものか。)
  • 車検や定期点検の頻度等
  • 日常点検、始業前点検の点検項目
  • 保安基準(自動車の全長や総重量、反射材といった保安に関するものの規定。)

どれも数字が出てくる問題で苦手な人も多いでしょう。特に保安基準に出てくる停止表示機材は夜間200m・昼間200mから確認できるもの、警告反射板は夜間150mから確認できるもので、非常信号用具は赤色の灯火で夜間200mから確認できるものとなっており似たようなもので別物で距離が違うという引っ掛けの温床になっているような問題なので確認が必要です。

道路交通法

運転免許を取得する際に免許センターで受けた試験の内容を小難しくしたような試験です。それに加えて普通免許の試験ではあまり出てこない車両総重量による車両の区分なども問われます。

令和2年令和3年令和4年令和5年
問13車両の交通方法自動車の区分車両の交通方法車両の交通方法
問14停車・駐車の方法車両の交通方法合図や灯火の方法停車・駐車の方法
問15事故の報告(穴うめ)酒気帯び運転酒気帯び運転歩行者保護(穴うめ)
問16看板・標識
(画像)
看板・標識
(画像)
車両サイズごとの速度制限看板・標識
(画像)
問17運転者の遵守事項運転者の遵守事項運転者の遵守事項運転者の遵守事項

どの問題もそうですがここの表に書いてあるカテゴリーの選択肢が4択で出てくるわけではなく、当然少し違うものでも関連がありそうなものが1つ2つ混ざってきたりもします。例えば看板・標識と車両サイズは親和性が高いので「この看板で何トンの車は通れるか」といった問題も考えられますし逆に「何トン車はこの看板の時には〇〇しなければならない」といった感じで主語を入れ替えて聞いてくることもあります。

とにかく道路交通法はまともに勉強するとかなり範囲が広いので完璧にしようとすると時間がいくらあっても足りません。最低限ここに書いてあって色付けしている内容は押さえておいた方が良いでしょうというものです。

  • 路側帯と車両通行帯、安全地帯の区分
  • 車両ごとの最高速度
  • 駐車禁止場所の区分
  • 徐行と一時停止の区分
  • 事故の際の区分
  • 車両総重量ごとの区分

令和7年の試験の記憶では大型・中型・準中型・普通の車両総重量の区分をドストレートに問う設問がありました。「総重量〇〇kg以上△△kg以下、積載量××以下は中型である」といった数字をストレートに聞く問題だったと記憶しています。しかも、かなり際どい数字でうろ覚えなら引っかかるような数字や言い回しの問題でした。

また、路側帯や通行帯、安全地帯の区分もほぼマストで出題されています。実際道路を運転していても守れていない運転者も多く免許試験の勉強のみで身についてない人も多い項目なので確認が必要な項目です。

労働基準法

道路運送車両法以上に数字が登場するため丸暗記だけではなかなかキツくなってきます。労働時間・拘束時間・休息時間など普通に仕事をしていると会社の指示が基本であまり意識しないという人も多いので、いざ数字で聞かれるとわからないという方も多いです。

筆者は一応世間では「大手」と言われる運送会社でドライバーをしていましたが、そこは「労働基準法(改善基準告示の内容も)を守る!」と豪語しながら「この休息時間があれば問題ないから!」といって労働基準法の上限数字ギリギリを攻めてくる会社だったので嫌々ながら労働基準法に詳しくなってしまいこの分野が一番得意でした(悲しい自慢です・・・泣)。

令和2年令和3年令和4年令和5年
問18労働契約労働契約労働契約労働契約
問19休日・休憩時間休日・休憩時間休日・休憩時間休日・休憩時間
問20労働時間
(穴うめ)
労働時間
(穴うめ)
労働時間
(穴うめ)
労働時間
(穴うめ)
問21拘束時間
改善基準告示
拘束時間
改善基準告示
拘束時間
改善基準告示
拘束時間
改善基準告示
問22休息と拘束時間
表からの読み取り
連続運転
表からの読み取り
連続運転
表からの読み取り
ハンドル時間
表からの読み取り
問23拘束時間とハンドル時間
表からの読み取り
月間拘束時間
表からの読み取り
月間拘束時間
表からの読み取り
拘束時間とハンドル時間
表からの読み取り

労働基準法の部分は改善基準告示でも大きく変わった分野です。「2024年問題」は運送に関わっている人であれば必ず一度は耳にしているであろう言葉ですが、これは「2024年に大きな法改正がありこれまで通りの方法では運べなくなる可能性があるから大変だよ!」というもので、2024年に大きな転換期を迎えたということです。2024年は令和6年であり極めて最近です。もちろん令和4・5年のあたりから法改正は決まっていたのでそれに合わせた問題も出題されていました。しかし、さすがに令和3年以前の試験問題などを見ると改善基準告示対応以前の内容となっています。先輩から譲り受けた古い参考書では改善基準告示に対応していないものも多いので参考書やテキストは必ず最新のものを用意しましょう

※試験対策講習会で配られた過去問でも「法改正により一部改変」という言葉がしばしば出てくるのが令和3年以前です。

確実に押さえた方が良い項目てしては以下の通りとなります。

  • 労働契約(解雇の予告や制限期間等)
  • 労働時間(1週40時間1日8時間など。かなり高頻度で出題されます。)
  • 休憩時間(6時間超45分以上、8時間超1時間以上等。労働時間同様このカテゴリーは頻出です。)
  • 36協定の締結(まともな運送会社であればほぼ締結していない会社はない協定。頻出問題です。)
  • 改善基準告示における拘束時間等の上限(法改正に敏感なので必ず最新情報をチェックしてください)。
  • 連続運転、拘束時間、二人常務における図の読み取り

労働基準法の設問は週間労働時間やハンドル時間(1日に運転してよい時間の上限平均)など表の読み取りが確実に出題される項目です。ある程度経験がある方ならまだしも、未経験で初めて業界に入ってきていきなり資格だけ取ってこいと言われた方であれば「なんでこんな法律あるんだ??」と理解できずにただただ数字を丸暗記になってしまいます。さらにハンドル時間や休息時間に関する法律は長距離ドライバーや昼夜逆転しがちな生鮮食品等の配送ドライバーをブラック企業から守るために作られているため、日勤のみの小口配送などしか経験がないとイマイチイメージが掴みづらい内容になっています。現に私も全く別業界から運送業界に初めて入った時にはイマイチ理解できていませんでした。

例題としてハンドル時間に関する表問題を作ってみました。

1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目
ハンドル時間7時間8時間9時間10時間9時間6時間休み

簡単に記憶の範囲で問題を作ると、上のハンドル時間は改善基準告示を満たしているか?といった問題があります。ハンドル時間とは運転時間のことです。ハンドル時間の規制は簡単にいうと『基準日の前後平均が両方とも9時間を超えたらアウト(9時間はセーフ)』というものです。この図の場合は4日目を基準日とした際に3日目4日目の平均が9.5時間、4日目5日目の平均も9.5時間と両方とも9時間超なので違反となります。

1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目
ハンドル時間7時間8時間9時間9時間10時間6時間休み

ハンドル時間の厄介なのはこちらの図では改善基準告示に違反しないという点です。4日目5日目が入れ替わっただけですが、4日目起算日でも5日目起算日でも両者前後平均9時間超にはならないのでセーフです。

こういった表読み取りが出てくるのが労働基準法になります。語句や法令はもちろんこういった運行管理の実際の現場でも気にしなければならないような項目が出題されるのでより正確な理解が必要です。

実務上の知識及び能力

最低2問取らなければならない唯一の項目で、近年難易度がどんどん増している項目です。

令和2年令和3年令和4年令和5年
問24運行管理者の職務点呼記録業務記録等の保存点呼・アルコールチェック
問25運転者への指導・監督等運転者への指導・監督等運転者への指導・監督等運転者への指導・監督等
問26健康管理健康管理健康管理健康管理
問27運転技術。車の特性について運転技術。車の特性について運転技術。車の特性について事故対策への取り組み
問28事故対策と車両のシステム事故対策と車両のシステム事故対策と車両のシステム事故対策と車両のシステム
問29運行記録・
運行計画の読取
(図読取)
運行記録・
運行計画の読取
(図読取)
運行記録・
運行計画の読取
(図読取)
運行記録・
運行計画の読取
(図読取)
問30危険予知
(画像読取)
事故要因読取
(画像読取)
事故要因読取
(画像読取)
危険予知
(画像読取)

問われる分野については大枠一緒の年も多いですが内容を変えてくることが多いです。特に近年はアルコールチェックに関する内容が高頻度で出題されます

また、速度計算(は・じ・き)の問題が出てくることもあります。しかも、少数点以下の細かい計算が出てくることもあるので苦手な人は本当に苦手だろうなという内容です。

また、図を使った問題が必ず1〜2問は出題されます。ポイントはありえない選択肢を消していくということです。危険予知の図問題ではそもそも図に載っていない内容を無理矢理想像しているものは排除する、速度の問題では与えられた数字に関連のないものは排除するという具合にある程度のテクニックはあります。

しかし、一番良いのはやはり確実に内容を理解していくことです。

  • 自動車の走行特性(ハイドロプレーニングやベーパーロックといった現象の名前や意味)
  • 健康診断等ドライバーの健康管理や健診の頻度
  • 適性診断などの活用方法等
  • ヒヤリハットなどの危険予知関連
  • 運行記録表の読み取り

上記の項目が過去問など見る限りよく出題されている項目となるので確実に押さえておいた方が良いでしょう。

また、実務上の知識及び能力は全問「正しい(誤っている)ものを全て選べ」のスタイルなので消去法による解答がしづらくなっています。他のカテゴリーでも「全て選べ」は出てくるのですが、基本的には「誤っているものはどれか選べ」「正しいものを一つ選べ」といった単一回答です。全て選べの解答では選択肢全てを選択することができるので正解が1つしかないのか3つあるのかわかりません(問題として0と4は今のところ見たことがありません)。ついつい「全て選べだから解答1つじゃないんだろうな…」と邪推してしまいますが、結構な頻度で1つだったりします。これはやはり内容をある程度理解して消去法ではなく確実に選択肢を潰していけるようにならなければいけないでしょう。

筆者が行った試験対策

ここからは私がどれくらい勉強してどんな方法で勉強したかを紹介していきます。

前提条件としてそこそこ厳しい会社でドライバーをしていたので労働基準法に関してはなんとなくの知識はありました。それ以外ではほとんど勉強したことがありませんでした。

勉強期間と時間

8月の試験に向けて勉強を始めたのは5月の上旬ごろからです。8月の上旬の日程で試験を予約したので実質3ヶ月ほどです。

当然休みは家族との予定もあれば勉強以外に使う時間もあるので毎日勉強できたわけではありませんが、できるだけ仕事の日も帰宅後一時間以上はやろうと時間を決めて勉強しました。できない日があっても負債として時間がある日に追加でやるなんていう事はせず、とにかく空いた時間があればできる時間はスマホをイジるよりも勉強ということで継続しました(負債を貯めるようにするとプレッシャーがかかるのでできる範囲でいいんだという軽い気持ちで臨みました)。

勉強方法

最初に軽く過去問に目を通し一通り問題の方式や内容の雰囲気を感じるようにしました(当然全く理解できませんしイヤになりますがそれでいいと思います)。その後とりあえず1ヶ月ほどかけてテキストを1周しました。『テキストを読む→極力テキストを見ないで要点をノートに書き出す→再度テキストを見ながら書ききれなかったところを赤字などで補填→総括しながらテスト前に見れるようなカンペ的なまとめノートを作る』を繰り返しました。1ヶ月やればとりあえずの1周はできました。その後もう一度過去問やテキストにある予想問題的なものにぶつかってみて、手応えやできないところを感じて再度そこを読み返すを繰り返していきました。

やっていくとテキストなどで「ここはテストに出そうだ!」と自分で思ったところが出ないということがかなりあります。隅っこに書かれている本来であればスルーしてしまうような問題が出たりします。なのでテキストを一周したら一度過去問などをやってみるのがオススメです。

3ヶ月も繰り返していくと問題文を読んでどこが間違っていて何が正解なのかを自分の言葉で説明できるようにまではなっていました。

意識したこととしては、なぜその選択肢が間違っているのかを正しい語句や数字を用いながら簡単にでも自分の言葉で解説できるようにするということです。

基礎講習や一般講習

運行管理者資格を取得するための要件の一つに基礎講習を受講したことがあるというものがあります(厳密には少し違います)。基礎講習とは運行管理の仕事や法改正などの内容について3日間かけて行われる講習です。運行管理補助者に任命するための必要講習にもなっています。運行管理の仕事に就くにあたり必要最低限の知識を勉強しましょうというものです。

一般講習とは主に運行管理者資格を持っている人や資格は無いが基礎講習は受講して補助者になっている人が定期的に知識をアップデートするために行われる1日講習です。基礎講習を受けているのが前提なので直近の法改正や法解釈の変更についての話がメインとなります。

いきなり試験勉強を始めるよりは基礎講習や一般講習を一度受講してから勉強を始める方がオススメです。基礎講習でも改善基準告示の内容には触れますし、講師の人も基礎講習を受講する=運行管理者試験を受験するという認識でいるのである程度「ここは試験で問われやすい」というのを教えてくれます。いきなり予備知識ゼロから勉強を始めるよりは理解が深まりやすいかと思います。

CBT試験対策

資格マニアでさまざまな試験を受けているという人でなければばあまりCBT試験(パソコンを使った試験)には馴染みがないかと思います。実際私自身初めての体験でした。

筆者個人としては勉強や試験というものには抵抗はない方ですが、CBT試験のスタイルは資格試験には向かない試験スタイルだなと感じています。

一番大きいのは問題用紙に直接書き込めないという点です。

表の読み取りや時間や速度の計算がある試験なのにもかかわらず問題用紙に直接書き込めずモニターと手元のメモ用紙を視線が行ったり来たりするのでそれだけでもミスを誘発します。また、「正しいものを選べ」と「誤っているものを選べ」が混在する試験なので個人的には問題文のポイント箇所に線を引いたりメモ書きをしたいのに一切できません。選択肢でもどこがあっていてどこが間違っているのかを読んでいって記憶するかメモ用紙に書き出すしかありません。

受けた感想は個人的には非常にストレスフルな試験でした。対策としては普段から過去問を解く際などには直接問題用紙やテキストに書かず別途で解答用紙を用意するというものが考えられますが紙を見るのとモニターを見るのではまた勝手が違うのでなんとも言えません。

もちろんしっかりと対策していて選択肢を見るだけでどこが間違っているのかわかるレベルで勉強している方は問題番号と選択肢の番号のみメモして番号に◯×をつける程度のメモだけでいけるのかもしれませんが、そこまで行くには相当時間がかかりますし、わからなくはないが自信のない△のような問題ではまたマークしづらくなります。

人によっては紙よりも読みやすいという場合もあるのでなんとも言えませんが、いずれにしても図や表、計算問題は問題用紙で直接作業ができないのでやりにくいと感じる人が多いようです。

まとめ

運行管理者試験は毎年法改正に対応し姿を変えてくる厄介な試験ではありますが、傾向としてこういう問題が出るというのは予想しやすいので対策のしようはあるかと思います。おさえるべきところをしっかりと押さえておけば合格ラインとなる6割は狙えるかなという試験です。残念ながら筆者は実務上の知識と経験で2問落として28/30でしたが、3ヶ月でそこまで狙える試験ではあります。

運送業界に関わる方であればドライバー・内勤問わず持っていて損はない資格なので取得を目指している方は参考にしてみてください。

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