コロナ禍以降密を避けるためのアウトドアに注目が集まり近年では河原でのBBQ客などがだいぶ増えてきた印象にあります。
フィールドを楽しむ人が増えるのは嬉しいことですし良いのですが、人口が増えるとそれだけマナーを知らない人やルールを守らない人が増えるのも事実です。
今年のGW中も奥多摩は非常に混み合いニュースでも紹介されるくらいに問題があったようです。
私も奥多摩のアウトドアにはお世話になった身なので他人事とは思えません。
そこで今回は意外と知られていないアウトドアのマナーについてこれだけは守ってほしいというのを3点まとめて紹介します。
①焚火(直火)は原則禁止・炭は持ち帰る
ニュース記事にもなっている奥多摩は『秩父多摩甲斐国立公園』に指定されているので原則直火は禁止です。河原で石を積み上げて勝手にBBQなんてのは論外で、奥多摩観光協会もHPにあげています。
BBQなどをしたい場合はきちんとキャンプ場を利用し画像のような焚火台やBBQ用のコンロを利用するのが鉄則です。
また、直火と同様で炭を河原などに捨てて帰るのも絶対NGです!
「炭は元は木だし自然に還るでしょ」と勘違いしている方も多いようですが残念ながら自然には還りません。元は木ですが燃やすと炭素となり分解されずに残ってしまいます。
そのため外でBBQや焚き火をする場合はキャンプ場指定の炭捨て場に捨てるか持ち帰って住んでいる自治体の捨て方を調べて処分しましょう。
②路上駐車はNG
キャンプ場などであれば指定の駐車場がありますが、河原でBBQなどをしようとする場合は近くに駐車場がなく近隣の市営駐車場や観光協会などが整備したコインパーキングを利用するという場合も多くなります。しかし、その場合目的の場所と駐車場が離れていることも多く「荷物を運ぶのが面倒」や「お金をかけたくないから」といった身勝手な理由で路上駐車して荷物を広げて積み下ろしたりそのまま車を放置してBBQを始めてしまう方もいます。近くに住宅街などがある場所では警察が呼ばれたり、GWや夏休みのシーズンには監視スタッフが配置されて見回りをしていることもあります。
キャンプやアウトドアにおけるマナー以前に交通ルールを守るというのは当然のことです。
③釣りをする時は事前に情報チェック
ホームセンターでも安い竿やルアーがたくさん売っていて、ちょっと遊ぶ分には十分な性能をしています。そこで親子で出かけてちょっと釣りをしてという方もかなり増えてきています。しかし、釣りも何も知らずにやると大問題になってしまいます。
海釣りであれ川釣りであれ漁港や河川には『漁業協同組合(漁協)』があり禁漁期などを定め生態系保護をしていたりします。一般人の釣りも漁協のルールに従わなければならず違反すると最悪の場合は『密漁』として逮捕され前科がつきます。記事で出ていた奥多摩にも多摩川上流域を管理する奥多摩漁協がありHPで禁漁期や魚種ごとの漁期を示しています(奥多摩漁協HP)。
また、川釣りの場合は「遊魚券」という券を購入しなければ釣りができない場所も多く、近くの釣具店以外にもコンビニ等で売っていたりもします。
まとめ
今回はアウトドアに行く際に必ず確認しておいた方が良い項目として①BBQや焚き火②車で乗り入れる際のルール③釣りなど個人でできる遊びについて大まかにまとめました。
BBQの場合炭に限らずゴミなどもおいて帰ると不法投棄となるので必ず持ち帰りましょう。
今回は釣りを例としましたが、個人で何かアクティビティーをしようと思った際はその場所でやっていいのかくらいは調べてから行った方が無難です。
マナーを守ってみんなが気持ちよくフィールドを使えるようにしましょう。
コメント